ゴムボール固着の改善による動作安定化

実績一覧

農業用機械の水流制御バルブ内で発生していたゴムボールの固着問題に対し、原因を特定し、ハロゲン処理による表面改良を実施。摺動性を向上させ、安定した動作を実現しています。

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水流制御バルブの固着を、原因特定と表面処理で解決

お客様からの課題

農業用機械の水流制御バルブ内部で使用されているゴムボールにおいて、水流のON/OFFを切り替える機構の中で固着が発生し、正常に動作しなくなる事象が発生していました。

この不具合により、機器の安定稼働に支障が出ており、確実に作動する状態への改善が求められていました。

篠田ゴムでの試作・検証

本案件では、現行品の条件を踏まえつつ、硬度の変更や表面処理の有無による比較試験を実施しました。ゴムボールの固着は、材料特性や表面状態など複数の要因が影響するため、条件を段階的に切り分けながら評価を進めています。

  • 硬度変更(70°→85°)による影響の比較検証
  • ハロゲン処理の有無による摺動性の違いを評価
  • 試作品を用いた実機環境での動作確認
  • 固着発生要因の切り分けと対策条件の整理

試作品を用いた実機試験を繰り返し実施できる体制を活かし、実際の使用条件下での挙動を確認しました。

篠田ゴムからの提案

ゴムの表面特性に着目し、ハロゲン処理によって摺動性を向上させることで固着を防止する提案を行いました。材料変更だけでなく、表面の性質をコントロールすることで、動作不良の根本的な改善を図っています。

検証・改善で行ったポイント

ゴムボールの固着は、硬度・表面状態・使用環境など複数の要因が絡むため、段階的に条件を整理しながら検証を行いました。

  • 複数要因を切り分けながら段階的に検証を実施
  • 実機環境での挙動を重視した検証プロセスを構築
  • 材料特性だけでなく表面状態にも着目した対策検討
  • 原因の特定から最適条件の確立まで一貫して対応

その結果、スムーズに動作する条件を特定し、固着を防ぐ仕様の確立に至りました。

課題解決の成果

ゴムボールの固着を解消し、動作異常を改善することに成功しました。これにより、水流切替機構が安定して動作するようになっています。

動作の安定性や摺動性といった性能面が評価され、本仕様が採用されています。
また、量産ロットにおいても急ぎ対応が可能な体制により、スムーズな立ち上げと安定供給を両立しています。

性能面

固着の解消により安定した動作を実現

信頼性

実機評価に基づいた確実な改善対応

お客さまの反応

問題なく動作しており、現場での運用にも支障なく使用されています。

農業用機械による散水設備のイメージ(水流制御の用途)
※農業用機械による散水イメージ
工場内で機械を操作しながら実機検証を行う作業のイメージ
※実機による検証イメージ

ゴム部品の不具合改善について

本実績のように、ゴム部品の動作不良や不具合に対し、原因特定から試作・実機検証まで一貫して対応することが可能です。

固着・摩耗・劣化など、ゴム製品に関するトラブルがございましたら、お気軽にご相談ください。

関連情報

  • 技術がある
    技術がある

    篠田ゴムではこれまで、多くのお客様のご要望にお応えして様々なゴム製品を創ってまいりました。長年の大型ゴム製品の製造により得た技術と今までなかった新しい素材を開発する配合設計を手掛けてきたことにより、汎用の材料では製造できないものまで創ることのできる、確かな技術がございます。

  • ゴムの専門家
    知識が豊富

    篠田ゴムでは製造部門の技術者だけではなく、社員一人ひとりがゴムの専門的知識を備えております。 ゴムの専門メーカーでありながら、ゴムの専門商社としても様々なお客様とのお取引があるため、幅広い知識と多様なノウハウを得ることができております。

  • 篠田ゴムのポリシー・技術
    篠田ゴムのポリシー・技術

    製法や設備の前に、考え方がある。篠田ゴムの技術は、ゴム材料の選定から成形方法の判断までを切り分けず、用途・条件・コストを踏まえて製品として成立する方法を見極めます。

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