成形方法は、条件に合わせて考える
篠田ゴムでは、押出成形・プレス成形・ゴムチップ成形といった成形方法を、あらかじめ決め打ちすることはありません。
材料の特性や用途、数量、求められる性能を踏まえ、その条件に合った成形方法を考えて選ぶことを大切にしています。
以下では、篠田ゴムが対応している主な成形方法と、その考え方をご紹介します。
押出成形
- 押出成形とは
押出成形とは、押出成形機の筒の中にゴム材料を入れ、内部のスクリューで押し出しながら、一定の断面形状を連続して成形していく方法です。
- 押出成形で作られる製品・篠田ゴムの製品
長尺物や連続した形状の成形に適しており、篠田ゴムでは窓枠、溝ゴム、D型形状のゴム、階段の段鼻部材などを多く手がけています。
- 篠田ゴムにおける押出成形の特徴・強み
形状の安定性と継続供給が求められる製品に対応できる点が強みです。一方で、材料や用途によっては押出成形が最適でない場合もあるため、条件を整理したうえで成形方法を判断しています。
プレス成形
- プレス成形とは
プレス成形とは、金型にゴム材料をセットし、油圧プレス機などで圧力をかけて成形する方法です。加熱・加圧を行うことで、ゴム材料を金型の形状どおりに成形します。
プレス成形では、金型と油圧プレス機を用いた成形(いわゆる成型)を行います。- プレス成形で作られる製品・篠田ゴムの製品
比較的厚みのある製品や立体的な形状の成形に適しており、防振ゴムやゴムマット、パッキン類、トラック部品など、多様な用途の製品に対応しています。
- 篠田ゴムにおけるプレス成形の特徴・強み
サイズや数量、納期の条件に応じて柔軟に対応できる点が特長です。協力工場との連携も含め、条件に合った体制を組みながら、安定した品質での成形を行っています。
ゴムチップ成形
- ゴムチップ成形とは
ゴムチップ成形とは、粉砕した加硫ゴムと接着剤を混ぜ合わせ、金型を使って成型する方法です。ゴム本来の弾力を活かしながら成型でき、緩衝性や透水性、防滑性といった特性を持たせることができます。
ゴムチップ成形でも、粉砕ゴムと接着剤を混合し、金型を用いて成形(いわゆる成型)を行います。- ゴムチップ成形で作られる製品・篠田ゴムの製品
篠田ゴムでは、ゴムチップ成形による製品として、タイル、マット、ポール、砂場枠などを製作しています。屋外や人が触れる場所で使用される製品に多く採用されています。
- 篠田ゴムにおけるゴムチップ成形の特徴・強み
ゴムチップ成形に対応している会社は多くなく、製品価格は比較的高くなりやすい一方で、金型費用を抑えられる点が特長です。粒状材料であれば様々な素材を混ぜることができ、リサイクル材を活用した製品の引き合いも多くあります。
成形方法は、経験と判断で選ぶ
これまで対応してきた案件の中には、教科書や理屈どおりにはいかず、現場で試して初めて分かったことも数多くありました。実際に、ACM材を成形しようとした際、理屈上は可能に見えても思うようにいかず、材料と成形方法の相性の難しさを痛感した経験もあります。
そうした経験を通じて、成形方法は単に知識や前例で選ぶものではなく、材料の特性や条件に合わせて整理し、現場で判断する必要があるということを学びました。押出成形が向いているのか、プレス成形が適しているのか、あるいは別の方法を検討すべきかを、その都度考えながら選んでいます。
成形方法を決め打ちしない姿勢が、現実的な答えにつながる。
それが、篠田ゴムのものづくりの考え方です。


