防振パット


特徴


機器の下に敷くだけで簡単に効果が得られます。

機器の重量、大きさ、脚部面積から必要な広さ、形状を決め、ハサミ、ナイフ等で切断して使用します。

重ねて使用することでバネ常数が調整できるので種々の機器に使用可能です。

最も多く使用される機器


空気清浄機

工作機械類

印刷機械類

プレス類

工業用ミシン類

送風機、冷凍機

クーリングタワー

エレベータ巻揚機

変圧器

体育館、スタジオの床下

ポンフ類

測定器

計算機

モーター

グラインダー

発電機

ボウリング場の床下

M 型防振パット


防振パットは両面に角溝を設けたもので簡易防振剤として使用荷重の範囲が広く、 荷重の大小にかかわらず安定した防振効果および防音効果も得られます。

選定法


防振の必要な機器の重量、振動数を調べ、表 1より振動数に対して必要なたわみを求めてください。

表1:振動数とたわみ
振動伝達率 30%の場合
振動数 パットのたわみ
700 cpm 8.0 mm以上
800 6.0
900 5.0
1000 4.0
1250 2.6
1500 1.8

たわみと面圧


求めたたわみから表2より面圧を求めてください。
求めた面圧(kg / cm 2)で機器重量を割ればパットの使用必要面積(cm 2)が得られます。
表 2 から、たわみ量が許容量を超えるときはパットを 2~4 枚重ねて使用してください。
その場合、溝方向を直角に交差させるかまたは 間に 2mm 程度の鉄板を入れるかして使用してください。

表2
表2


寸法・規格


製品番号 寸法(mm) 材質 寸法図
M型8 8t×300×1200 NR M型8
M型10 10t×300×1200 NR M型10
M型15 15t×300×1200 NR M型15
M型20 20t×300×1200 NR M型20
S型10 10t×300×1200 NR S型10

材質


標準品は天然ゴム製ですが、特に耐候性、耐油性等のご要望の場合はご相談ください。

S 型防振パット


S 型防振パットは、従来の防振パットに比較して使用荷重範囲が非常に広く、 荷重の軽重にかかわらず常に安定した防振効果が期待されますので手軽にご使用いただけます。

使用荷重範囲


1cm 2あたり 2.5kg~10kg まで

固有振動数


上記加重範囲内での圧縮方向の固有振動数

1枚の場合 1000 cpm
2枚重ねの場合 700
3枚重ねの場合 600

パットを重ねて使用の際は、中間に薄鉄板(2~3mm)を入れる方が好結果が得られます。

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